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それはないよ シン・エヴァ3.0+1.01&冊子配布に思う

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現在上映中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

エヴァンゲリオンのラスト作品であり、集大成ということで2021年3月8日の公開にも関わらず、現在もなお上映されています。

そして6月12日以降に映画を見ることで、公式による36P冊子が配布されることが決定されました。

オリコンニュース:https://www.oricon.co.jp/news/2195869/full/

また同映画はおなじく12日から全国の上映館で『EVANGELION:3.0+1.01』バージョンとして上映されることとなります。

ストーリーに変更はなし!3.0+1.01何が違うの?

ちなみにこの3.0+1.01バージョン。一見すると「オリジナルからさらにカットが追加されるのでは!?」と期待と不安が混ざる方も多いのでは。

しかし実際は

差し替えはあくまでカット毎の細かな修正等であり、ストーリー等の変化はない。また、ドルビーシネマやIMAX、4D上映は公開当初からの『EVANGELION:3.0+1.0』バージョンでの上映となる。

とのこと。

 

つまり「ドルビーシネマ」「IMAX」「4D」で既に視聴している方は特に何も変わりません。

通常盤で視聴した方も、見比べてもストーリーなどに特に大きな変更は無いということになります。

 

それでも冊子は気になるよね……

ということで3.0+1.01は良いとしてもやはり気になるのは「公式によるA4サイズの36P冊子」ですよね。

こちらの内容はというと「ヱヴァンゲリヲンQの前日譚が描かれた漫画をはじめ、クリエイターたちの愛が溢れた描き下ろし寄稿が満載のファン必携の1冊」とのこと。

なんだよそれーー!絶対見なきゃなやつじゃん!

100万冊って多いの!?少ないの!?確実に手に入る!?

転売確実じゃん!

てかそんなん見るっきゃないじゃん!(2回目)

 

と興奮したものですが、この最近ありがちな「後発完全版商売」なんとかならないですかね。

 

遅いほど豪華になっていく映画視聴特典

こういった映画視聴特典は以前からありましたが、最近ですと「鬼滅の刃 無限列車編」の入場特典が注目を集めました。

鬼滅の刃公式サイト:https://kimetsu.com/anime/novelty/

 

第1弾、第2弾に描き下ろしA5イラストカード、第3弾にはスペシャルブック、最終的には第6弾まで行われました。

スペシャルブックとか反則じゃーーん

 

理解はできるけど納得はできないよ……!

映画は人が入って成立する商売ですし、私自身「好きな作品」や「素晴らしい作品」に少しでも興行収入が上がって欲しいという気持ちがあります。

それにこのような特典商法は、公開日から1ヶ月〜数ヶ月経った映画が興行収入を増やすには、効果的な施策ということもわかります。

 

しかしですね、映画は「公開初週の観客動員数」で「上映期間」が決まると言われています。

その間に映画を見にいったファンのおかげでロングランとなるといっても過言ではないわけですよ。

 

そこに関しては関係者はどう思ってるんでしょ。おまけつければまた来るっしょとか思っているんでしょうか。

もちろんファンが公開日に映画を観に行くメリットは、待ちに待った作品をすぐに見れたという達成感や充実感、ネタバレを一切受けることがないという安心感など、目に見えないメリットが多々あります。

 

ただ今後もこのような「後続有利」が続けば、映画というメディアへの信頼感自体が薄れるのではないでしょうか。

 

個人的には「映画公開から◯週までの半券を持っている人は500円引きで映画を見れるよー」とか、そういう感じにならないもんかと思うんですよねー。例えばですよ例えば。

「半券持っている人は映画の後発特典グッズ」を買える、だと興行収入は上がらないのでそういうのはダメですもんね。

 

映画の興行収入も上がる。初期に見にいったファンも、後続よりちょっとお得感が得られる。こういう両立は難しいのかなあ。

なんかちょっと残念だなー、もやっとするなーと思って記事に思いをぶつけてみました。

ちなみに私、鬼滅もエヴァも公開日に見にいってないんすけどね。

 

でも先ほども書いたように映画というメディアへの信頼感はちょっと薄れたよ。

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