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【例文も掲載】たった2つで書ける読書感想文!「なぜその本を選んだ」から始めよう

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こちらの記事はどうしても読書感想文が書けない!と言った方、またそれを助けようとするお父さんやお母さんに向けて書いた記事です。

私自身もそうでしたが、いちばんの問題は「何を書けば良いかわからない」ということではないでしょうか。

読書感想文を書くコツは

  • なぜその本を選んだか
  • 本を読んでどう思ったか

を書くことです。それぞれ解説していきます。

 

その本を選んだ理由を書く

読む本を指定されていないときに使える技です。「なぜその本を選んだのか」には絶対に理由があります。

もしあなたのお子さんが読書感想文を書けなくて困っているのでしたら「なんでこの本を読もうと思ったの?」と聞いてみてください。そこを掘り下げれば読書感想文の導入は簡単に書くことができます。

 

例えば僕が読んだことのある本だとこのような書き出しにすることができます。

アヒルと鴨のコインロッカーの書き出し

映画が実写化されると知り、興味を持ったのがこの本を読んだきっかけです。記者会見の映像で松田龍平さんが「僕の役は言えないんですよ……」と口ごもったのも選んだ理由の一つです。不思議なタイトルなのもあり、どんな物語なんだろうと気になりました。

 

麻薬探知犬シェリーの書き出し

(この本は小学三年生の夏休みに実際に読了したものです。)

この本は夏休み前に「オススメの本一覧」というプリントに載っていました。麻薬探知犬シェリーは小学5年生用の本と書いていました。しかし私の家でもシェリーのような大きな犬を飼っていたので気になって読み始めました。

 

大あたりアイスクリームの国へごしょうたいの書き出し

(こちらも小学生の夏休みに読了)

僕はアイスが大好きです。暑い時に食べるアイスは特に最高です。この本のタイトルを見た時に「アイスが当たったらもう一本もらえるんじゃなくて、アイスクリームの国に招待されるの?」と、とてもワクワクしたのが読むきっかけです。

 

理由は読書感想文になる

他にも「同じ作者の本で気になったから」でしたら「以前読んだ作品は◯◯だから面白かった」と書けます。
「みんなが読んでいたから」なら「クラスの友達もこの本を読んでいて面白かったと言っていました。本のタイトルから◯◯な内容なのかなと考えて読んでみることにしました」と展開することも可能です。

 

これで書き出しを書くことができます。そのまま続けて書くことも良いですが、読書感想文の最後「結論」を考えることで読書感想文は簡単にまとめることができます。

 

結論を最初に書いて道すじを作る

読書感想文を簡単に書くには「自分の中での結論を設定すること」です。

書き出しを書き終え、次にとりあえず「印象的な部分はこうでした」と書いてしまうと、その更に先に悩んでしまうことが多いです。

それを防ぐためにまず「終着点」を書き、そこに向かって肉付けしていくことで読書感想文が簡単に書くことができます。

 

まずは物語を読んでどう思ったか!

例えば本ではないですが「となりのトトロ」を例に書いてみましょう。

 

「となりのトトロ」を「最後まで見てどう思ったか」で3パターン書いてみました。実際に読書感想文を書こうとしている方は、一つの感想で問題ありません。

  1. お母さんにトウモロコシを無事に届けられてよかった
  2. 僕もネコバスに乗ってみたいと思った。
  3. かんたが本当はいいやつだと思った。

このように短い言葉で問題ありません。

そして最後まで見た感想が書ければ、その「前」と「後ろ」を書くことができます。

「前」は「なぜそう思ったのか」という理由ですね。「後ろ」は「そしてどう思ったのか」その結果、です。1〜3、それぞれについて書いてみます。

なぜそう思ったのかの理由は?

  1. 病気のお母さんを心配なメイの気持ちが伝わってきたから
  2. ふかふかで気持ち良さそうだし、学校に行く時に便利だから
  3. 最初悪口を言っていたのに、ちゃんとメイを探してくれたから

ととろを見た結果は?

  1. 多分あの後お母さんは病気が治って、みんなで暮らしたと思う
  2. うちの猫も夜はあんな風に返信しているのかもしれない。今度観察してみようと思った
  3. カンタはいいヤツだけど、サツキには好きになってもらえないと思う。僕は友達にはああいう態度を取らないように気をつけようと思った

どうでしょうか、これで1の場合は

病気のお母さんを心配なメイの気持ちが伝わってきたので、お母さんにトウモロコシを無事に届けられてよかった。あの後お母さんは病気が治って、みんなで暮らしたと思う。

という感想文を書くことができます。結論、つまり「読書感想文のゴール」を先に設定することで、そこに向かって文章を書くことができるようになります。

あとは肉付けをしていくだけ

結論が設定できていれば、あとは関連するエピソードのあらすじを簡単に紹介したり、一部分を掘り下げるだけで読書感想文は完成します。

まず書き出しとゴールで骨組みを作り、あとは肉付けをしていくというイメージです。

 

読書感想文の書き方まとめ

読書感想文を書くコツは

  • 本を選んだ理由を書いてみる
  • 本を読んだ簡単な感想を書いてからその前後を考える

です。

もしお子さんが読書感想文を書けなくて困っているのでしたら、本を選んだ理由、本を読んでどう思ったかを聞いてみてください。

そこから「なんでそう思ったのか」「なぜそう感じたのか」を聞いていくと「肉付け」していくことができます。

 

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