ドラゴン桜2で「読解力」の重要性を説く「太宰府先生」の熱にあてられ「読解力トレーニング」の本を探していたところ、この本を発見・購入しました。
「社会人のための読解力トレーニング」
ちなみにKindleの定額読み放題に入っている方は無料で全て読むことが出来るのでオススメです。
ネットニュース・SNSを正確に読み解けていますか?
私たちは意図せず様々な文章を読んでいます。
新聞……は、私を含め読まない人が多いかもしれませんが小説はもちろん、仕事で読む契約書も文章ですよね。
またスマホで読むネットニュース、SNSなんかも文章の1つです。
そんな文章ですが「流し読み」していて、改めて読むと「こんな内容だったの?」と思うこと、ありませんか?
これって文章をきちんと読み解けていないということですよね。
理解度UP!講義、問題、解説で進行
「社会人のための読解力トレーニング」はそんな「読み解くためのコツ」を掴むための解説とトレーニングが載っている一冊です。
文章は講義1、講義2といった形式で進められており、講義は「本を読む際にこのようなポイントをチェックすることで理解度が深まります。それはこういった理由です」と理論的にまとめられています。
そして講義ごとに、その集大成としての例題が出されます。
その後答え合わせで終わらないのがこの本の良いところ。
弱点を知らないと対策はできない
「答え」だけではなく「詳細な解説」があるため、もし問題が分からなかったり間違ったりしても「なぜ分からなかったのか」に対してしっかり対策することが出来ます。
最初は簡単な問題なのですが、後半にいくにつれて徐々に徐々に難易度も上がっていきます。
個人的には非常に良い難易度であり、実際にいくつかの問題では不正解になってしまいました。
しかし不正解であったおかげで、文章を読む上での「自分の苦手な部分」つまり「自分の弱点」を知ることができました。
ドラゴン桜2 2巻より
具体的には「指示語(これやそれ等)」に対して深読みしすぎてしまうことが多いということが自覚出来ました。
それと具体的と抽象的。
これらは相手や場面で変わるというのは理解できているのですが、どうにも頭が固くで柔軟な対応がなかなかできていません 汗
読解力は「書く」にも役立つ
またこの本を読んで良かったと思ったのは「文章を読む」ことだけではなく「文章を書く」ことの勉強にもなったことです。
先ほどの具体的と抽象的でいえば「記事を誰に向けて書くか」で、どこまでを具体的に、抽象的に書くかを最初に決めなくてはいけないと感じました。
もちろんすぐに改善することは難しいですが、意識しつつ少しずつ改善していこうと思います。
徐々に上がっていく深みがモチベーションに
社会人のための読解力トレーニングは、本を読み進むにつれて例題の「文章問題」が長くなっていきます。
しかしこれが知識が増えていくからか「よしきた!」と、なぜかモチベーションが上がっていきました 笑
文章に対する抵抗がいつの間にか少しずつ消えていったのかもしれません。
最後の出題は本の中でも最も長く(といっても電子書籍で6Pくらいです 笑)問題も11個ありますが、これで終わりかとちょっと寂しくなりました。
社会人のための読解力トレーニング まとめ
文章の読解力が上がるということは自分が書く文章、自分の話す言葉の構築のレベルアップにもつながります。
特に私と同じように「自分の頭の中の図を解説したりするのが苦手な方」や「言いたいことを上手に構築するのが苦手な方」にオススメです。
問題を間違えるということは、普段似たような文章をサラッと読んでいる時など、同じように誤解していたりするんだろうな、、と反省しました。
一度読み終えた後も、また読んで少しずつ自分のものにしようと思えた本です。