6月8日の放送のノンストップで、蕎麦のたしなみについて紹介していました。
7年連続でミシュランで星を獲得している墨田区「江戸蕎麦ほそ川」の店主が、そばの楽しみ方について解説していました。
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まずは香りを
最初に蕎麦を2、3本そのままつゆをつけないで食べてほしいとのことです。こうすることで蕎麦独自の香りを楽しめるそうです。
つゆを知る
蕎麦のみの香りを知った後は、つゆのみで味わってほしいとのこと。
蕎麦つゆが入った「蕎麦猪口(そばちょこ)」に唇をかるくつける程度にし、そばつゆの風味を楽しみましょう。
まともな蕎麦やさんであれば、麺とつゆにこだわりがないわけがありません。それぞれの味を確かめることで、よりそばを美味しく楽しめるということですね。
蕎麦の粋な食べ方
次に蕎麦の食べ方です。
蕎麦とつゆ
蕎麦はつゆに1/3程度をつけて食べることで、風味を楽しめるそうです。いつもつけてるよりも大分少ない量なのではないでしょうか。
薬味の使い方
薬味はダシの風味を変えてしまうため、めんつゆに入れるのは好ましくないとのこと。
そのため蕎麦を食べる合間に薬味をつまむ、といった使い方をします。お寿司でのガリと同じ「口直し的な使い方」をしていたのですね。
直接食べるのが苦手な方は、蕎麦にのせて食べましょう。
蕎麦なしの注文!?驚きの裏メニュー
蕎麦のたしなみかた、いかがだったでしょうか。最後に江戸時代発祥の蕎麦屋の裏メニューを紹介します。
出展:小樽・蕎麦屋・籔半 http://www.yabuhan.co.jp/index.html
つゆの入ったどんぶりに、海老天を浮かせたこのメニューは蕎麦が入っていません!
ややこしいのですが「天ぷらそばから、天ぷらのみを「抜いて」出してくれる」ところから天抜きと言うそうです。
お酒とたしなむ天抜き
そもそも蕎麦屋とは、江戸時代ではお酒を飲むところでした。
お酒のつまみとして、てんぷらサクサクの食感と、つゆがしみた部分の両方を楽しめる「隠れメニュー」として親しまれていたそうです。
そして天ぷらを食べた後に麺のみを注文し、どんぶりに入れてもらいシメとして蕎麦を食べるそうです。
たぬきそばの由来
諸説ありますが、関東の天かすいりの「たぬきそば」のたぬきは
天ぷらの「タネ」をタネを抜いた「タネヌキそば」から「たぬきそば」になったと言われています。
また番組では、そうめんの楽しみ方も特集していました。
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高級料理だったそうめん
鎌倉時代には宮中料理として出され、貴族のみが食べていました。
しかし江戸時代に米が不作し、小麦で作られるそうめんが普及。ここから安価になり、庶民にも親しまれるようになったそうです。
太さで違う、そうめんの楽しみ方
そうめんとしての定義は基本的に1.3mm未満となっていますが、ひとえにそうめんと言っても、様々な太さのそうめんがあります。
(正確には機械製麺の場合としての定義であり、手延べそうめんの場合1.7mm未満となっています。)
番組内では、小麦粉の専門家「山田昌治教授」は「どれがいいというわけではなく、それぞれの太さを楽しんでほしい」と言っていました。
そして「1.3mmなら弾力と歯ごたえを、0.9mmならのどごしを、0.3mmなら歯切れを楽しめます」と紹介していました。
それぞれのそうめんを頂くときには、こちらを意識してみるといつもと違った楽しみ方ができそうです。
出演者絶品の白髪そうめん
その後、出演者には0.3mmのそうめんが提供されました。
一般的なそうめんが100g100円ほどに対し、こちらの0.9mmの白髪そうめんは
なんと90g 450円だそうです。
しかし高いだけあるようで、番組MCの設楽を筆頭に出演者が絶賛していました。
特に食感とのどごしを評価していました。
細くて食べやすいため、お年を召した方でも楽しめるとのことです。
賞味期限も長く、人を選ばないこちらの白髪そうめん。これからの暑い季節、ちょっとした贈り物にぴったりかもしれませんね。
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