今回は「育児休業明け入所予約制度」についてまとめています。
ちなみに私、この制度をぱっとみた時「0歳児で保育園を予約しておけるシステム」と勘違いしてしまいました。
実際には「お子さんが1歳になる月から(0歳はNG)保育園に預けることができるという予約を事前にできる」というシステムです。
今回該当するのは大田区入園申込みのしおり50P,51Pとなります。
大田区入園申込みのしおりのページ
https://www.city.ota.tokyo.jp/smph/download/kodomo/hoikuen/shiori.html
令和3年度版PDFへの直リンクはこちら
https://www.city.ota.tokyo.jp/download/kodomo/hoikuen/shiori.files/siori20210319.pdf
大田区 入所予約制度とその条件とは?
あらかじめ「保育園への入所を予約」しておくことで、安心して育児 休業を取得しスムーズに職場へ復帰できることを目的とした制度です。
ただし条件があり、4つ全てを満たしている方が対象となっています。
1. 児童と保護者が申込時に大田区に住民登録があること(単身赴任により大田区に住民登録がない場合は単身赴任を証明できる書類の提出が必要)
2. 保護者が申込児童の1歳の誕生日の前日まで、育児休業・介護休業法等の法律に基づく育児休業を取得していること(産後休暇から継続して育児休業を取得する方が対象)。ただし育児休業給付金の受給資格がある方に限る(予定を含む)。
3. 申込児童が1歳に達する月(誕生日の前日が属する月)に入所希望であること(ただし、パパ・ママ育 休プラス制度を利用の場合は、1 歳 2 か月が限度)。
4. 入所月の月末までに育児休業から復帰可能であること。
大田区 実施している園と定員は?
そんな入所予約制度を実施している保育園はこちらになっています。
大森西保育園、山王保育園、馬込保育園、わかば保育園、田園調布二丁目保育園、 千鳥保育園、雪谷保育園、浜竹保育園、萩中保育園(2 歳児まで)、志茂田保育園、 東蒲田保育園、本蒲田保育園
定員はとても少ない
次に各園の定員ですが前期1名、後期1名となっています。
なお先ほどの各園の所在地や保育定員の詳細はしおりP.31~37 に記載されています。
入所予約制度 申し込み受付時期は?
入所予約制度に関しての「申し込み受付時期」は
- 「令和2年10/2〜令和3年4/1生まれ」の場合は「令和3年4/1~4/19」
- 「令和3年4/2〜10/1生まれ」の場合は「令和3年10/1~10/18」
と、出生時期により異なるので注意が必要です。
詳細はしおり50Pに記載されています。
申し込みに必要な書類は
- 育児休業明け保育所申込書兼同意書
- 就労証明書(保護者それぞれの分が必要)
となっています。
一般的な就労証明書、就労予定証明書のリンクはこちら
関連記事
-
【一から学ぶ東京都大田区の保育】その3 保育給付認定の必要書類は?
続きを見る
大田区 入所予約制度の利用調整
前期・後期に各1名の内定のみである入所予約制度。
園に入所するには、保護者の状況に指数を付け、最高指数の方が内定となる利用調整を行なっています。
利用調整に関してはこちらでまとめています。
-
【一から学ぶ東京都大田区の保育】その4 利用調整ってなに?
続きを見る
入所予約の申込みの希望は1 園のみとなっています。
また通常の申込みと大きく異なるのは「調整指数の加減算は行れない」ということ。
同一指数で内定予定者数を超えた場合は、抽選により内定者を決定しています。
※画像は一部を抜粋したものです。
大田区 入所予約制度 結果発表後と注意
内定後は各種書類が必要です。こちらはしおりの51Pに記載してあります。
申請の期間については別途通知され、入所日は、申込児童が1歳に達する月(誕生日の前日が属する月)の 1 日となります。
また入所した月末までに職場復帰し、速やかに育児休業取得者復帰証明書を提出する必要があります。
大田区 育児休業明け入所予約制度のまとめ
入所予約制度は1歳直前まで育休を取得する方には非常に安心できる制度ということが分かりました。
しかしその一方で、大田区では12園での実施で前後期それぞれ定員は1名ずつ。
そこからさらに「送り迎えが可能な場所」と考えると、競争率的に入所予約制度を利用して園に入れるのはほぼ不可能なのではないでしょうか。
実施する園、各園の定員数のそれぞれが増加していって欲しいですね。
次の選挙の際には、この辺を注目してみようと思います。調べてみて良かったです。