出展:https://www.flickr.com/ 撮影者:yto
安い鰻を美味しくする方法と鰻屋でのイキなたしなみ
もうすぐ土用の丑の日ですね。
今年は7月24日と8月5日と2回ありますが、丑の日と言えばやはり「鰻」。
江戸時代に旬ではない鰻を売り出すための「商用的うたい文句が現代まで続いている」という驚きな習慣ですが、こういった行事ごとは「なにも考えずに楽しむのが一番」だったりしますよね。
本日はスーパーのウナギを楽しむ方法として
「ふっくらと美味しく焼ける焼き方」
「少ない鰻でもボリューム満点 鰻の混ぜご飯」
を。さらにノンストップから
「鰻のイキな楽しみ方」
を紹介します。
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スーパーのウナギをふんわりと
まず「スーパーのうなぎの美味しい焼き方」です。
スーパーの鰻をレンジで温めると味や風味が落ちてしまいますが、この方法なら鰻の旨みをしっかり引き出すことができます。
その手順はこちら
- 熱湯をかけてタレを落とす
- キチンペーパーで水分を拭き取る
- アルミホイルに薄くサラダ油を塗る
- うなぎ1匹に対して「酒・小さじ2」を振りかけ、3のアルミホイルに包む
- グリルで3分間蒸し焼きにする
- ホイルを開き、身にタレを塗り、さらに1分焼く
解説&ポイント
1 バット等にうなぎを置き、熱湯をうなぎがひたるくらいに入れ、すぐに取り出しましょう。
スーパーの鰻は、見た目重視のためにタレが多くかかっているため、しっかり流し落としてOKです。
3 サラダ油を塗ることでウナギのくっつきを防ぎます。
4 二切れ入れる際などはウナギ同士を離しましょう。
5 グリル内の温度はしっかり温めてから蒸し焼きにしましょう。
手間の分しっかり美味しい
グリルがない場合やグリルを使うのが面倒な時は、蓋を閉めたフライパンでも可能です。
その際はこちらの方法よりも少し長めに火を通しましょう
熱湯やアルミホイルを使うなど、手間は少しかかりますが、その分ふっくらとした食感が楽しめますよ。
そしてスーパーのうなぎを美味しく食べる方法ではこちらもおすすめです。
少量うなぎでもタップリ美味しい!
うなぎを混ぜご飯してしまいましょう。まずはレシピから。
材料(米2合4人分)
- 米2合
- うなぎ1串分
- たまご1個、塩ひとつまみ
- 漬物適量、炒りごま大さじ1.5~2
手順
- 米2合を炊く
- うなぎの蒲焼1串分を5mm幅程度に刻む
- たまご1個をしっかり溶き、塩を一つまみ加える。
- 多めの油をフライパンにひき、炒り卵を作る
- 具にする漬物を刻む
- ご飯が炊けたら炊飯器を開け、うなぎ、付属のタレ(付いていれば山椒も)を入れ10分蒸らす
- 炒りごまを大さじ1.5~2ほど入れ、さらに漬物と炒りたまごを入れてしっかり混ぜる
ポイント
漬物はだいたい合いますが、色々試して私的には「いぶりがっこ&高菜」の組み合わせが最高でした。
もちろん単体でも美味しいですし、ほかにもたくあんや野沢菜なんかも美味しいですよ。
漬物の塩気で味が変わるので、混ぜた後に塩気を確認し、足りないようでしたら塩や、あればうなぎのタレを足して調整してください。
しっかり豪華に
一匹のうなぎがボリューミーになります。お子さんのいる家庭に特におすすめです。
こちらのレシピでは1串のうなぎに対してごはん2合ですが、半合や1合にして鰻を満喫するのもありですよ。
ホイルで焼く方法も、混ぜご飯も両方試しておりますが、うなぎが普段よりもふわっとなってくれます。どうぞお試しください。
ちなみにこちらのレシピは「きのうなに食べた3巻」を参考に作っています。
「きのう何食べた?」料理初心者&料理好きさんへ特におすすめしたい漫画を紹介
うなぎの粋なたしなみ方
次は2015年7月13日のノンストップで紹介していました「うなぎの粋なたしなみ方」です。
待っている間の過ごし方
鰻を提供してくれる名店では、注文からウナギを裂いたり蒸したりするため、提供までに30~40分ほどかかります。
店員さんから見るとこの待っている時間を、つまみやお酒を頼んでじっくり楽しんでいるお客さんは「粋」に見えますとのこと。
意外なツウな一品
鰻のかば焼きの細切りと、刻んで塩もみしたキュウリを三杯酢であえた「鰻ざく(うざく)」や、
鰻の蒲焼きを芯にして巻いた卵焼きの「鰻巻き(うまき)」など色々ありますよね。
しかし意外にも「その味で店の職人のレベルがわかる」と言われるのはなんと「お新香」だそうです。
お新香で味が分かる?その理由とは
「お新香」はお腹に溜まらず、口をさっぱりさせるので、江戸時代からうなぎを待つ際によく食べられていました。
そのため「お新香」に力を入れるお店が多くなったそうです。
老舗や、そこで修業した方などはこういった伝統も受け継いでいるため、お店の良し悪しの判断の一つと利用できるというわけです。
サンショウにもかけ方がある!?
鰻の薬味と言えば「山椒」ですがただ振りかけるよりも美味しくなる方法があるそうです。
その方法とは「まず鰻を裏返し山椒をかけ、そして鰻を表に戻し食べる」とのこと。
この方法を取ることで、口に入れた際に最初に鰻の風味が来るため、山椒は裏方にまわる引き立て役として活躍します。
なるほど!上に振りかけてしまうと、最初に山椒の風味が強く出てしまうのは当然ですね。
頭としっぽ、どちらがおいしい?
うなぎは泳ぐときにしっぽを激しく動かして移動します。そのため脂や旨みがしっぽに凝縮されるため「しっぽの方が美味しい」とされるそうです。
今まで気にしたことがありませんでしたが、こちらも理由を聞くと納得できますね。
お客さんが来た際など、どちらかだけを出す場合はこういった理由から「しっぽを出す」のが失礼に当たらないようです。
まとめ
混ぜご飯が特におすすめです。中国産のうなぎでも美味しくなってくれるのがありがたいです。
とはいえ、静岡で本場のうなぎが食べたいなあなんても思ったり^^;
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