こちらではスパイスカレーを試してみたいけど、美味しいくできるか不安、どんなスパイスから揃えれば良いの?という方にまずおすすめの一冊「南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー」を紹介します。
今回この本を紹介するにあたり本を読み返してみましたが、著者の稲田俊輔はとんでもなくやらしい。
完全にスパイスカレーに興味を持った方を、段階を踏んでスパイスの魅力へ洗脳させる策略的な一冊だと感じました。
この本のポイント
- 4種類のパウダースパイス+市販のガラムマサラだけで作れるレシピ多数
- フライパンに材料を入れて計量していくので失敗がない
- ちょっとだけ本格レシピも載っている
数種類のスパイで作れますよー。
計量大変ですよね?フライパンに乗せていけレシピ通りになりますよー。
ちょっとだけ追加のスパイスもいるけど、これも美味しいよ?
こっちは本格派だけど美味しいので休日に作ってみてね^^
沼への入口である。
それぞれ紹介していきます。
1.数種のスパイス&ガラムマサラで試せるため敷居が低い
「15分! 本格インドカレー」ではコリアンダー、クミン、ターメリック、赤唐辛子の4種の調合で作る「基本のミックススパイス」を使ったレシピが多いです。
ちなみにこちらの配合はPCからなら試し読みで、Kindleでしたら無料のお試し部分で本を買わずに見ることが出来ます。太っ腹すぎ。
この配合で使われているスパイスは「ちょっと大きめなスーパー」で簡単に揃ってしまいます。
GABANやマスコット社のスパイスがカレー売り場に並んでいるのをみたことがある方も多いのではないでしょうか。
また全て最初から「パウダー」前提なのもポイント。
粉にする前のシード(種子のこと)をミルサーなどでパウダーにした方が香りは出るのですが、さすがと言える沼への誘導です。抜かり無い。
自宅に既にミルサーがある方は、こちらのセットがオススメ。
またこれに加え「ガラムマサラ」を使用するレシピもあるのですが、これは市販品で構わないというスタイル。
市販のものはメーカーごとに個性があるため、基本的にはS&Bかマスコットを推奨するも、お好みのもので良いとのこと。
もちろんこちらも大きなスーパーならほぼ置いています。
4種類のスパイスとガラムマサラをスーパーで買うだけで本格カレーが作れるって、ちょっと魅力に感じませんか?
またこちらの本は、調理工程も「時短」「洗い物を減らす」と言ったことを意識しているのもオススメポイントです。
フライパンで計量で時短&洗いもの減!
この本に載っている多くのレシピは、フライパンに材料を乗せて計量してから火にかけていくスタイルです。
例えば無料分でも見れるこちら、カレーの素とも言える「基本のマサラ」の作り方の一部。
フライパンをハカリに乗せて計量していってます。
わざわざ切った玉ねぎを器に乗せて量ったりするよりも洗い物が大幅に減るのでとても楽です。
著者の稲田さんは、加熱後にスパイスを入れるときにもそのまま軽量するスタイル。
なるほど、鍋敷敷けば良いんだ……。
今のテフロンフライパンの重さは1kg未満、重くても1.5kg程度ですので「2kgまで測れる」と重量オーバーしないので便利です。
このクオリティのものだと、1,000円以下の商品はないのでタニタ製のこちらがオススメ。
ちょっとだけ本格レシピも載っている
本の最後には、本格的なスパイス(と言っても揃えるのは簡単)を使っていたり、調理工程が多かったりとちょっとだけ本格的なレシピも載っています。
前半に載っている、4種のスパイスで作る「カレーの素」とサバ缶だけで出来ちゃうようなお手軽レシピを作っていると、だんだんと「物足りなさ」を感じるようになってしまいます 笑
そんな時に「ちょっと今度の休みに作ってみようかな」と思ってしまうともう著者の思惑通りなんだろうなと 笑
実際に2種類のカレーと本にも載っているアチャール(インドの漬物)そしてこちらも本に載っているレモンライスを作った時のもの
コロナ禍でなかなか外食できないストレスもあったのですが、美味しさと達成感がとても心地良かったです 笑
そうすると「じゃあこのスパイス買ってみようかな」とか思っちゃうんですよねー。
くそー、著者が憎い。思惑通りに動いている自分が憎い。
そうするとこういう安いところでスパイスを大量買するようになっちゃうんですよ。
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【沼】蒲田インドバザールのカレーもスパイスもバスマティライスも安すぎました
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まとめ
レシピ本「だいたい15分! 本格インドカレー」は、スパイスカレーに興味を持った方、スパイスってどう使うのといった方におすすめの一冊です。
準備するスパイスも少ないですし、調理工程が少ないレシピもたくさん載っています。
だんだんと色々なスパイスが欲しくなる、という悪魔的な副作用もありますが 笑