期待通りの変わらない魅力のシーズン5!やっぱり美味しそうなドラマ出演店
本日2015年10月2日より、人気番組「孤独のグルメ」がSeason5として放送を開始しました。
放送時間は東京TVですと金曜0時12分から。
テレビ大阪での初回は10月5日(月) 夜11:58~0:40となっています。
孤独のグルメって?
もはや説明不要かとは思いますが、未視聴の方のために念のために解説させて頂きます。知っている方はさらっと読み飛ばして下さい。
まず原作はこんな感じです。
孤独のグルメ
『月刊PANJA』誌上で1994年から1996年にかけて連載されていた原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画。
一度完結していたが、2008年『SPA!』に読み切りとして復活。その後不定期に新作が掲載されている。
内容は個人で雑貨輸入商を営んでいる独身の井之頭五郎(いのがしら ごろう)が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたグルメ漫画。
癖のある原作
この漫画をドラマ化するにあたり、原作者の久住さんはドラマ制作サイドに対し
「漫画内のお店を使わない事」を条件に出しています。
それもそのはず。
原作の漫画内の井之頭五郎は、お店や出て来た品物に愚痴を言ってしまうことがあります。
これをそのまんま映像化したらちょっとしたプチ炎上騒ぎが起きていると思います。
原作漫画にはこういった癖があるため、ある種「人を選ぶ面白さ」かもしれません。ただし、だからこそ美味しいものを食べた時の感想やリアクションにリアリティが出てきていると思います。
私はこの人間味あふれる愚痴部分も含めて「漫画 孤独のグルメ」の魅力だと思っています。
孤独のグルメの原作漫画は、1997年に発売された1巻(現在は新装版もあります)と、
2015年9月に発売された2巻のみとなっており、コレクター心がある方でも安価で揃える事が出来ます。
ネットでは名言や名シーンが色々なところで使われているので
「あ、これ見たことある!」と思うシーンも必ずあるはず!
期待通りの1話!
ということでドラマ第一回目の感想です。
オープニング曲のテーマは今回はスパニッシュでしょうか。力強くも色気のあるオープニング曲でかっこいい!今までよりもちょっぴりアダルティかな。
ゲストは布団屋の主人を演じていた寺田 農(てらだ みのり)さん。
1942/11/7生まれで、代表作は1981年のセーラー服と機関銃など。
最近では仮面ライダーWの敵役や、サントリー・セサミンのCMへの出演が記憶に新しいですね。
ナレーターとしても活躍しており、スタジオジブリの『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐役などが有名です。
孤独のグルメでは娘想いのよき父を演じていました(若干オチがありましたが)
気になる食事シーンは
今回のタイトルはガーリックハラミとサムギョプサルというタイトル。
稲田堤の焼き肉屋 寿苑での食事です。
初回から焼肉。本気で視聴者の胃袋を攻撃しにかかって来てますね……!
寿苑は町の焼肉屋といった感じの簡素なお店。
五郎ちゃんが注文したのは
・ウーロン茶(ジョッキ)
・中ライス
・キムチ
・塩辛(サービス?)
・タン塩
・ガーリックハラミ
・サムギョプサル
・上カルビ
・梨(常連さんからのおすそ分け 笑)
ハラミの旨味を焼きニンニクで高めるなんて、絶対美味しい!
肉を焼く火は「炭」。これもポイント高いですねー。
タン塩
分厚いタン塩はゴマ塩とごま油(ゴマ塩は多めがオススメ)で食べるそうです。ゴマ&ゴマの旨味はライスのおかずとしてもぴったりのようです。
ゴマ塩とはまた珍しいですね。しかし肉が厚めで大きい!食べるときは席に置いてあるハサミで切って食べるようです。
ガーリックハラミ
ガーリックハラミはタレなどをつけず、そのまま食べるのがオススメとのこと。見た目はにんにくまみれのハラミ。これまた破壊力抜群の夜食テロ。
まずはにんにくを軽く落として火にかけ、その後またニンニクを乗せて焼くのがお店おすすめの焼き方。こうしないとニンニクが焦げてしまうそうです。口に入れた時の五郎ちゃんのコメント。
「そういうこと!?なーるほどざガーリック!」
どういうことでしょうか 笑
サムギョプサル
サムギョプサルは、サンチュではなくキュウリとネギを乗せて頂くスタイル。これも大きいのでハサミで食べやすく切って食べたほうが良さそうです。
肉がしっかりタレに漬け込んであって美味しそう!
上カルビ
一人前たった2枚ですが、脂が最高にのった絶対美味しい一品。
こちらはお酒には塩、ご飯にはタレが合うとか!
塩から
焼肉屋ではあまりないのではないでしょうか。いつもあるわけではないらしい!?
そんな幻の一品。
今日も食べたあとがいい顔でしたねー。
他のお客さんが頼んでいた、次の日が絶対にやばいにんにく多めの
「ガーリックサラダ」も気になりますね。
新曲たっぷり!久住さんめっちゃがんばった?
オープニング曲はもちろん、番組内の楽曲は新曲がたっぷりでした。
本編内の楽曲は、既存曲が2曲くらいであとは全部新曲だったんじゃないかな?
今までにはなかったエレキのロック調の曲もあったりとか、大分久住さんの気合が入っているように感じられました。
久住さんは何を頼んだ?
本編とも言われる原作者、久住さんのお店訪問コーナー。
こちらでは
・生ビール
・タン塩
・牛生辛口ホルモン
・ガーリックハラミ
を頼んでいました。
牛生辛口ホルモンは「肉の脂があまり好きではない」という久住さんでも美味しいと感じる脂身だそうです。
今シーズンは番組の枠移動のため、前シーズンでは47分の放送だったのが40分に縮小されています。
ドラマシーンが展開が早く、大分短くなった感じはありましたね。他にも久住さんのコーナーも大分短くなった印象。ちょっと残念ですねー。
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ドラマのお店情報&寿苑への行き方
焼肉の牛系メニューは
タン塩、上カルビ、カルビ、ハラミ、ガーリックハラミ、ミノ、牛生ホルモン、牛生辛口ホルモン、テッポウ、脂付ホルモン
のみとなっています。
豚系はカシラと番組にも登場したサムギョプサルのみ。
出典:食べログより tabelog.com/
少数精鋭の期待出来るメニューです。
混雑予想
一時期稲田堤に通っていた事があるのですが、行列までは出来ていないものの、寿苑は常にお客さんが入っていました。
席数が少ないことや、駅からのアクセスがよい事を考えると、今後は更に混雑が予想されます。
オススメの時間帯は?
混雑を避けたい場合、開店直後などの時間を狙うか、21時すぎなどの夕食時を外したタイミングの来店が良さそうです。
お店情報
稲田堤 寿苑
神奈川県川崎市多摩区菅1-3-11
TEL:044-945-2932
営業時間
17:00〜23:00
定休日:火曜
南武線稲田堤駅から徒歩数分。
京王稲田堤駅から徒歩7分程。
寿苑への行き方
南武線稲田堤からでしたら、改札が一つしか無いため地図が苦手な方でも迷わずに行けると思います。
改札を出ると真正面にラーメン屋さん、左手側にすぐ踏切があるのでこれを渡ります。
踏切を渡ると左手側に「おかしのまちおか」、右手側に松屋がある「小さい交差点」があるので、これを直進。
ちなみに京王稲田堤から来た場合も、この通りに出てくる事になります。
踏切を渡り、真っすぐに進むと、おかしやさん&松屋の後は右手に薬局、スーパーとマクドナルドが合わさった建物があるのでこれを通り過ぎ
美味しそうにメロンパンを焼き上げてるお店があるのですが、この角を左折。
その後左手に五郎ちゃんがちょっと迷いかけた、これまためっちゃ美味しそうな焼き鳥屋さんがあるのですが、今回はこれをスルーし直進。
その後薬局の向かい当たりに焼肉「寿苑」があります。
予算アップの新シーズン!?
今回で5期目となる孤独のグルメ。続いている理由はもちろん人気が高いからです。
そうすると、TV局側は「よくやった!」とゴールデンに番組を移行し、より視聴者を増やそうとしたりします。
が、孤独のグルメはこれまでに少しは放送時間が早まった事があるものの、以前深夜での放送を続け、番組のクオリティを保っています。
ただし今回は番組初の「海外ロケ」を決行したとの事。
普通の番組なら「今までの雰囲気が崩れるかも!?」なんて心配もするかもしれませんが、恐らく「孤独」は大丈夫でしょう。
これまでもその独特の「孤独ならではの雰囲気」をスタッフと松重さん、そして原作の久住さんで作り上げてきています。
原作にもない海外でのエピソードだろうと、番組の雰囲気はそのままに井之頭五郎にまつわるエピソード、そして美味しい食べ物のドラマを作り上げてくれるはずです。
ドラマのHPにも
「ここまできたら、どこまでも…ただただ全開で「孤独のグルメ」の世界を楽しみます。このシーズンも、ほっこり・ちょっといい幸せを探し続けます」
とありますので、このまま期待して見続けいって問題ないでしょう!
主演俳優は松重豊じゃなかった?
孤独のグルメの主演は、現在はCMやドラマで引っ張りだこの「松重豊」さんです。
ですが、番組側として井之頭五郎としてまず抜擢したのは「長島一茂」さんだったようです。
画像は孤独のグルメの原作者「久住昌之」さんのアカウントです。
※ただし、現在の制作スタッフと同一のチームが久住さんに話をもっていったかどうかは不明です。
そんなことから「ふらっと久住」のコーナーが?!
そしてとあるインタビューの際に久住さんはこんなコメントをしています。
本当は候補の俳優さんが2人いて、もう1人の方が原作の五郎に似てたんだけどね。
松重さんが出ると、漫画のファンが「全然違う」と文句を言うかも、というので、第1回の最後に僕が出て来て「松重さんいいじゃないですか」と言う、そのために原作者として出演したんです。それが続いちゃって……。
ここで指す「もう一人の役者」がおそらく長嶋一茂さんではないかと予想されています。
番組後の原作者がドラマのお店で お酒を飲むだけ 実際に食事をする
「ふらっと久住」は、こんな事情から出来たコーナーだったんですね 笑
孤独以降、躍進する松重豊!
孤独のグルメで主演の松重豊さん。
松重 豊(まつしげ ゆたか)1963年1月19日生まれ。福岡県出身で188cmの長身。
学生時代には運動、特に格闘技系を好み、中学校時代には相撲の力士になりたかったと述べている。
柔道に取組み、二段を与えられている。
趣味
家電製品を好み、特に炊飯器にはこだわりを持っている。また釣りや散策、他には家庭菜園も行っているなど多趣味人である。写真撮影を好み、デジタルカメラではなく一眼レフ式マニュアル操作のフィルムカメラを愛用し、自身のブログではその写真と共にユーモラスな文章で日記を綴っている。
またそのブログの管理も自身の手作業で行っている。
wikiより
他には、下北沢の中華料理店で元ブルーハーツやハイロウズの甲本ヒロトと偶然同じ店にバイトで入り、以来交流があるなんて逸話もありますね。
長身ですよねー。以前行った天ぷらなかやまにはご主人と奥さん、そして松重さんの3人で撮影された写真がありましたが、写真からも大きさが伝わってきました。
キムタクの誘いを蹴った?!
これまでも数々のドラマや映画に出演していましたが、やはりブレイクは「孤独」がきっかけになっていると思います。
月9「HERO」や、北野映画アウトレイジへの起用、確実に孤独の食シーンが影響したであろう「味の素の食べる系のCM」など、明らかにメディアへの露出が増えています。
ちなみにキムタクと共演したHEROの出演時にはこんなエピソードも。
撮影現場でも「孤独のグルメ」が話題になるといい、松重さんは「なぜか意味もなく、食べるシーンがついてくる。なんで?っていう」と苦笑い。
翌日に食事シーンの撮影があると飲み会を断念しているといい
「キムタクの誘いを何度断ったか……。もったいないですよね」と残念がっている。
そんな松重豊さんはseason5続投に関して
「このシリーズは、視聴者の方が飽きたら終わりですので、よろしくお願いします。僕の内臓がどこまでもつかわからないので、今年出来ることを今年やります。」
とのこと。ちょっとネガティブ?笑
というのも、以前孤独のグルメのイベントに出席した際に、松重さんはこんな話をしていました。
「(実際に営業している店舗での撮影ということで)お店が開く前の朝6時くらいからの撮影だった。朝から完全に胃腸を起こさないといけなくて」
「撮影で太った? ってよく聞かれたんですけど、痩せました……。午前中にバカみたいに食べるから、その後2日間くらい食べれなかったりして、整腸剤をずっと飲んでた」
撮影は意外と過酷なんですねえ、、
出典:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/
また、こちらはseason3時のインタビュー映像です。井之頭五郎との共通点や、役に関して語っていますので、孤独好きには興味深い映像になっています。
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過酷な
孤独のグルメの凄いところは、各国で簡単に作品の真似が出来てしまう所です。
良い役者さんがいて、いいお店があれば低予算で作れちゃいますからね。
(もちろん番組制作には、原作愛とセンスは必要だと思います)
そしてこれを行ったのが以前こちらでも紹介した台湾での実写ドラマリメイクです。
中国版も放送された孤独のグルメ!是非行ってほしい人形町の黒天丼
台湾以外にも漫画はすでに8言語(日本、イタリア、フランス、スペイン、ブラジル、中国、韓国、ドイツ)で出版されています。
また今年中の中国本土での出版が決まったほか、デンマークとポーランドでの出版準備も進んでいるとのことです。
もし「孤独のグルメ」の各国ドラマリメイクバージョンが制作されたら、是非日本語字幕で見てみたいものです 笑
地上派では権利関係で難しそうなので、huluとかで放送してくれないですかねー。
現在シーズン1~4まで全て見れるので、孤独サイドとhuluはがっつり提携していると思うのですが……
わたしが思う「孤独」の魅力
孤独のグルメは細かい部分までスタッフのこだわりが行き届いており、ファンの愛が強い魅力ある作品です。
愛される理由はたくさんあると思うのですが特に
「松重さんの食べ方がキレイ」
「演出が最小限」
の2点が大きいのではないでしょうか。
松重豊の食べ方
松重豊さんの食べ方はとてもきれいで、箸や茶碗の持ち方、丼ものの食べ方や、汁物のすすりかた、骨付き肉の食べ方すらきれいに思えます。
時に豪快に食べつつも、それでいて人に不快感を与えない食べ方というのは、なかなか出来る物ではないと思います。
時代に逆行するシンプルな演出
最近のバラエティや料理番組での食事シーン、複数人で感想を共有することが多くて、ちょっと雑多に感じるのは私だけでしょうか。
「ほら!こんなに美味しいんですよ!」と共演者に呼びかけたり、視聴者に呼びかけたり。
タレントさんは料理だけではなく、どこかで自分を売り込む事も必要なので仕方が無いと思いますが、そういった番組が多くなっていることで、「孤独」のような静かな番組がより光っていくのではないでしょうか。
「孤独」の食事は、静かに食を堪能して美味しさを押し付けていません。
井之頭五郎はもちろん、番組後の本編 コーナーでの久住さんも食の感想を述べはするものの、押し付けるような感想ではないんですよね。
「なるほど、こういう味なのか」と納得し、それを言葉で表現しているだけ。
こういうところが見ていて視聴者に不快感を与えないポイントだと思います。
だからこそ、静かに、それでいて緩やかにファンも増えていっているのでしょう。
まとめ
大好きな孤独のグルメが帰ってくるということで、大分熱くなってしまいました。
少しでも見る人が増えて、今後もながーーく続いてもらいたいと思っています。
ちょっとでも興味を持った方がいらっしゃったら、レンタルやhuluで他のシーズンも見てみてください。
今回久々に放送を見て、まだまだ行っていない紹介されたお店もに足を運んでみたいと思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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