2021.7.7 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021が開催中止を発表しました。
【ROCK IN JAPAN FES. 2021 開催中止のお知らせ】
ROCK IN JAPAN FES. 2021は誠に残念ながら、開催中止とさせていただきます。
開催を楽しみにしてくださっていた参加者の皆様には深くお詫び申し上げます。
フェス総合プロデューサー渋谷陽一と事務局からのメッセージ→https://t.co/GwMgbomWnH pic.twitter.com/oTa6cB0j2g— rockin'onフェスOFFICIAL (@rockinon_fes) July 7, 2021
公式ページによる全文はこちらからも見ることができます。
全文を読みましたが、主催者による悔しさが滲み出ている文章に胸を打たれました。
私個人としては、この時期にフェスを開催するのは感染拡大を考えると反対です。
しかしオリンピックが開催されるのに、他のイベントが中止になってしまうというこの状況にはとても怒りを覚えます。
なぜフェスが中止に?茨城県医師会からの要請とは
ロッキンジャパンの発表を読むと、今回のフェスの中止の大きな要因は「茨城県医師会からの要請」によるものとのこと。
茨城県医師会からの要請内容
茨城県医師会からは二つの要請がありました。
一つ目は「今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止または延期を検討すること」
二つ目は「仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと」
ロッキンジャパンの発表内でも述べていますが「感染拡大状況に応じて」「感染防止対策に万全を期す」この二つはどうとでも取れる言葉です。
感染者が大幅に下がっても死者数が増えたので感染拡大だ。病床が足りなってきている。
感染防止への対策はもっと出来たはずだ。
事後に如何様にも「こういうつもりで指摘した」と変化させることができます。
茨城県医師会の主張もまた真っ当
しかし茨城県医師会の主張も当然なんですよね。
少しでも感染率を抑えたいであろうし、医療系が疲弊してしている今、少しでもリスクを減らしたいのも理解できます。
そのためにフェスへの要望を出すのは当然の行動だと思います。
まとめ
ROCK IN JAPAN2021は、開催することでもし会場に来た出演者や参加者、近隣の県や市の住民に大きく感染が拡大した場合、イベントとしての責任を追及されるでしょう。
ニュースでも取り上げられ、音楽イベント=悪のレッテルを貼られる可能性もあります。
今回の主催者による中止という判断は、残念ですが正しいと思います。
しかしこれはオリンピックも同じ危険性を孕んでいます。
そうなった場合、誰がどのような責任を取るのでしょうか。