2021年7月末に第一子が生まれる予定です。私も妻も都内で働いているため、現在子供の保育園をどうしようか考え中です。
0歳から入れるのか、育休を取得してもう少し後から入れるのか……。
と考えていたのですが、そもそも私が住む東京都にはどんな保育園があるのかもよくわかっていないので調べてみましたところ、以下のようにまとめることが出来ました。
本文で解説していきます、
東京都 認可保育所と認証保育所の違い
こちらの記事は福ナビ:http://www.fukunavi.or.jp/ を参考に作成しています。
国基準の認可保育所と、東京都基準の認証保育所
認可保育所とは
認可保育所は国が定めた設置基準をクリアし、都道府県知事に認可された施設を指します。
ちなみにこの国が定めた設置基準には
- 施設の広さ
- 保育士等の職員数
- 給食設備
- 防災管理
- 衛生管理
といった項目などがあります。
そして認可保育所は公費により運営されており、区市町村が運営する公立保育所と、社会福祉法人などが運営する民間保育所(私立)に分けられます。
2つに分類される認証保育所
これに対し認証保育所は東京都独自の制度です。
この認証保育所は、駅前に設置し多様なニーズに応えることを目的とした認証保育所A型。
定員6人からと小規模で家庭的な保育を目指した認証保育所B型に分類されています。
国基準の認可保育所は東京都でクリアが難しかった
国基準の認可保育所は主に設置基準のクリアが難しく「大都市では設置が困難」という問題がありました。
これは主に広い土地を確保できない、最小定員が多いといったことが問題だったと予想できます。
また国基準の認可保育所では0歳児保育の義務がないため、都民の保育ニーズに満足に応えられていませんでした。
そのため東京都は「独自の基準」を設定して認証保育所制度を創設し、多くの企業が参入しやすいようにしました。
行政の設定する保育所が、なぜ国基準と都基準に分かれているの?ややこしい!と思っていたのですが、国の基準では東京都の状況に適合しておらず、共働きも多い都民の需要に応えられていなかったのですね。
そして認可保育所、認証保育所の特徴を簡略化したものを表でまとめてみました。
認可保育所 | 認証保育所A | 認証保育所B | |
国が定めた設置基準をクリアしたもの。 | 東京都が定めた設置基準をクリアしたもの。 駅前に設置することを基本としている。 |
東京都が定めた設置基準をクリアしたもの。 小規模で家庭的な保育を目的としている。 |
|
定員・対象年齢 | 定員60人以上 (小規模保育所の場合は20人以上) |
定員20人~120人 うち0歳~2 歳を1/2以上 |
0歳~2歳 定員6人~29人 |
0歳児保育 | 0歳児枠がない保育所もあり。 | あり | |
0歳児・1歳児の 一人当たりの基準面積 |
3.3㎡ | 2.5㎡ | |
保育料 | 区市町村が徴収 | 認証保育所が徴収し料金は認証保育所で自由に設定できる(上限あり) | |
申込方法 | 区市町村に申込みをする | 認証保育所と保護者との直接契約 | |
改修経費の補助 | 改修経費への補助制度なし | A型で駅の改札口から徒歩5分以内の園は改修経費の補助あり | |
開所時間 | 11時間が基本 | 13時間以上の開所が義務 |
以下の表を画像で見たい方下画像をクリックしてください。