こちらはお子さんが生まれて「出生届」と同時に申請することが推奨される「児童手当」に関して
- そもそも児童手当とは
- 児童手当の申請の仕方
を、東京都大田区を参考に解説しています。
今回調べてみて児童手当は
- 産まれてから15日以内に申請すること（出生届後に提出すればOK）
- 申請には「請求者名義の金融機関名・支店名・口座番号」「印鑑」「マイナンバーカード」が必要。
- 申請を行うことで、産まれた翌月から中学卒業まで毎月1万円〜1万5000円が給付される
と言うことが分かりました。本文で解説していきます。
児童手当とは？
児童手当とは簡単に言うと「0歳から中学校卒業まで一定の金額を給付される」と言う制度です。
「児童手当」は、0歳から中学校卒業まで（正確には15歳の誕生日後の最初の3月31日まで）の児童を養育する方に支給される手当、のことを指します（2021年現在）
以前は「子ども手当」と呼ばれるものだったため、世代によってはこちらの方が聞き慣れているかもしれませんね。
いくらもらえるの？
金額は、ひと月当たりこのようになっています。
- 0歳〜3歳未満：1万5,000円
- 3歳〜小学校修了前：1万円(第3子以降の場合、1万5,000円)
- 中学生：1万円
お子さんが1人目や2人目の方は、3歳未満までは1万5,000円、それ以降は1万円となるわけですね。
ただしがっつり稼いでる人は支給額が減ることもあるため注意が必要です。
「所得制限限度額」
児童を養育している人の所得が「所得制限限度額」として設定された値を超えた場合、児童手当の支給額は月額一律5000円となってしまいます。
ちなみに収入額目安の値は「夫婦合算」ではありません。
| 税法上の扶養人数 | 収入額目安 | 所得制限限度額 |
|---|---|---|
| 0人 | 833万 | 622万円 |
| 1人 | 875万 | 660万円 |
| 2人 | 917万 | 698万円 |
所得制限限度額は、所得額から各種控除額などを引いたものです。
現在の収入額が「収入額目安」に近い場合は、大田区のHPを参考に確認することをお勧めします。
大田区HP 児童手当・特例給付
例えば父母ともに会社勤めでお子さんは１人。そして「父の方が所得が高い」と言った場合（母は父の扶養ではない）
所得が高い父の収入が833万円(所得制限限度622万円)を下回っていれば問題ありません。
児童手当はいつ支給されるの？
児童手当は、1万円〜1万5000円が毎月入金されるわけではありません。
6月・10月・2月の年3回に、それぞれ4ヶ月分がまとめて支給されます。
具体的な支給日は住んでいる市町村により異なります。
15日以内に申請を！児童手当の申請場所・申請方法は？
児童手当は申請した翌月から支給対象となります。
児童手当の申請が大幅に遅れてしまうと、1万5千円の支給が受け取れなかった！と言ったこともあるため、忘れずに早めに申請することが重要です。
私もそう思って調べてみましたが、こういった場合のための特例が設けられていました。
「15日特例」で月末に生まれても安心
児童手当は「産まれてから15日以内」に手続きを行えば、申請した月から児童手当が支給される特例が認められています。
ですのでどんなに遅くなってしまっても、赤ちゃんが産まれてから15日以内に申請を行うことが重要ですね。
出生届を提出し、その場で児童手当の申請も行うのが安心ですね。
-
-
【大田区】出生届てどうやって出すの？必要なもの、事前に出来る事は？
続きを見る
児童手当の申請場所は？
児童手当は各区役所などで申請することができます。
大田区の場合は区役所3階23番 子育て支援課こども医療係の窓口、郵送または電子申請で申請が可能です。
特別出張所での提出も可能となっています。
児童手当の申請に必要なものは？
児童手当の申請に必要なものは以下の通りです。
- 請求者名義の普通預金口座のわかるもの
- 印鑑
- 児童手当・特例給付別居監護申立書（請求者がお子様と別居している場合に必要）
- マイナンバーカードまたは個人番号通知書
一部解説していきます。
1の「請求者名義の普通預金口座のわかるもの」は通帳の写しなどが必要なわけではありません。
「振込先の金融機関」を記入する必要があるため振込先の「金融機関名・支店名・口座番号」を把握していれば問題ありません。
ただし一部銀行は使用できない場合があります。
実際に私が利用している住信SBI銀行は対象外でした、、、
主要銀行はほぼ網羅されていますが、以下のPDFに記載されているもののみが対象となるのでご注意ください。
また現地で置いてある申請書は、事前にダウンロードし印刷することも可能です。
簡単だった！記入例を見てみよう
先ほどのリンクの記入例を見てみると、特に難しいことはなさそうでした。
今回もまた一安心です。
東京都大田区 児童手当まとめ
児童手当は
- 産まれてから15日以内に申請すること（出生届後に提出すればOK）
- 申請には「請求者名義の金融機関名・支店名・口座番号」「印鑑」「マイナンバーカード」が必要。
- 申請を行うことで、産まれた翌月から中学卒業まで毎月1万円〜1万5000円が給付される
と言うことが分かりました。
そして提出書類も非常に簡単でした。
申請が遅れると給付金を失う可能性もあるので、確実に忘れないようにしないとですね。