現在車の窃盗で「リレーアタック」といわれる手法による被害が相次いでいます。
状況によってはわずか数秒であなたの車が盗難される恐れがあるこの手法。
いったいどんな手法で、どうすれば防げるのかを解説していきます。
リレーアタック その対策とは
少しでもこの被害が少なくなってほしいため、対策をまず簡潔に述べます。
それは電波を遮断する専用のケースに入れることです。
現在はアマゾンなどで防犯目的のものが多数販売されています。
安いものでは数百円で買えるものもあります。
スマートキー 安全な車からの距離は?
「リレーアタック」というこの盗難手法において「車からスマートキーを遠くに置くこと」は無意味です。
後ほど詳しく解説しますが、条件さえ満たすことができれば高層マンションの最上階にスマートキーがあり、地上に車があっても盗難される可能性があります。
そのためスマートキーは「電波を遮断する専用ケースに入れておく」「スマートキー自体の電源を切る(車種や機種によっては不可)」といった対策が必要です。
今すぐに対策したい!蓋つきの金属箱で!ただしこの確認を……!
また今すぐに対策したい!という方でしたらスマートキーを「お菓子などの蓋つきで金属の箱(蓋つきの空き缶)に入れる」といった方法でも可能です。
下画像のような「ディズニーのお菓子の空き缶」などは、きちんと蓋もあって適しています(少し大きいですが、、)
ただしこれらの対策ですが必ずケース、または箱に入れた状態で「車の鍵が開かないか」を自身で確認してください。
「缶に入れたから安全」ではありません。
「缶に入れて車の鍵が開かないから安全」なのです。
ではそもそもリレーアタックとはどんな犯行なのでしょうか。
どんな犯行?リレーアタックとは
リレー動画の犯行動画(動画約1分)
この動画は、手前のワゴン車の奥に止まっている「レクサスLS」を狙った犯行です。
動画33秒より、リュックを前に抱え、両手にアンテナのようなものを持った男が登場します。
動画42秒時点で、動画奥のレクサスのライトが点灯。
この時点で開錠に成功しています。この間約10秒。
この動画では定かではありませんが、警察や有識者によると「確実にレクサスのところに共犯者があと最低でも一人はいる」とのことです。
この動画ではアンテナを掲げた人物は逃走し、レクサスも無事だったようですが(誰か人や車が通りかかったと想像されます)
鍵が開いた時点でエンジンもかけられ、即座に車両に乗ってそのまま逃走されていた可能性もあります。