コロナ禍でなかなか試せなかったのですが、SONYのワイヤレスヘッドフォンWH-1000XM4のノイズキャンセリング機能を飛行機内で使ってみました。
結果としては「完全な無音」になるというわけではないですが、大幅に飛行機のノイズを削減してくれることが分かりました。
これまでは通常のイヤフォンを使っていたのですが、ノイキャン効果が高いWF-1000XM4を使うことで、音楽に没頭するのはもちろん、読書や文章作成などに集中することが出来ました。
気圧まで感知し最適化してくれるWF-1000XM4
WH-1000XM4はSonyの提供するアプリ「Headphones」により、ノイズキャンセリング機能を「使用している環境」に合わせて最適化することが出来ます。
例えば街中の雑踏と電車内では発生している音の種類自体が大きく変わります。
WH-1000XM4はそれを感知し、環境に適応させたノイズキャンセリング機能を発揮してくれます。
そして今回使ってみて分かったのが「気圧にも適応させる」ということです。
気圧までも感知するWF-1000XM4
実際にアプリで最適化した時の様子です。
そして最適化が終わると「周囲の気圧状態に最適化」という表記が。
これは通常でも表記されるのですが、飛行中の機内での気圧を感知し0.9気圧で最適化されました。
機内ノイズは大幅に削減
その結果、機内で常に耳に入るゴーーーーというノイズは「完全に無くなった」とは言えませんが、大幅に削減されました。
体感では最初のノイズが100だとしたら20くらいに削減されたイメージです。
減るノイズと残るノイズの種類
特に「ブーーーー」と「ゴーーーー」といった大きな音がかなり削減されました。
個人的にはですが、飛行機のこの音によって疲れを感じるのでとても助かりました。
逆にノイズキャンセリング後に聞こえてくるノイズは「ザーーー」と「サーーー」の間くらいのノイズです。
電波状況の悪いラジオのホワイトノイズを柔らかくしたようなノイズ。
残ったこのノイズは、音楽を小さい音量でかけていても少し聴こえるくらいでした。
飛行機を多用する人にはおすすめ
WH-1000XM4は非常にノイズキャンセリング力が強く、インナーイヤホン型と違い耳の疲れを感じにくい点がオススメです。
そしてもしこれを今読んでいる方で私と同じく飛行機のノイズが気になる方にはWH-1000XM4はとてもオススメです。
Sony製品の下位のノイキャンヘッドフォンを一通り試したましたが、1万円代と2万円台ではノイキャン性能に大きな壁があり、さらに2万円台とXM4ではステージが一つ違うと感じました。
同レベルのノイキャン性能は、現行ではAppleのAirPods Maxくらいですが、こちらは値段はほぼ倍。
Apple製品と繋げる場合の利便性はこちらが強いですが、音質やノイキャン性能はほぼ同レベルです。
国内線でもノイズ大きくなっていない?
少し話は脱線するのですが、この日久々に国内線に乗って「普段よりも環境ノイズが大きい」という感じがしました。
もしかしたらコロナ対策での空気の循環と関係があるのかもしれません。
以前は国際線の飛行機にはこのようなノイズを感じていましたが、今回国内線でもノイズ感が強くて違和感を覚えました。
おそらくコロナが開けても数年は航空会社が安全アピールのために空気の循環を続けると思います。
現在飛行機でノイズに悩んでいる方がいらっしゃったら是非WH-1000XM4を一度試してみてください。
もし効果があまり実感なくとも、メルカリでほぼ買値で売却できるのでオススメです。
(購入する場合は保証がないこともあるため、Amazonやビックカメラ、ヨドバシなどがオススメ)