口唇口蓋裂は治療によってほぼ治るとわかっていても「口の中の傷は残らない?」と心配になってしまう方は多いのではないでしょうか。
こちらの記事では将来私たちの子どもが「口唇口蓋裂の治療」でお世話になる、昭和大学病院の大久保文雄先生から実際に聞くことができたお話をまとめています。
結論から述べると口唇口蓋裂は治療によって傷が残るかどうかは「体質によるものが大きい」とのことで、一概には言えません。
しかし現在は「傷跡が大きく残る」ということはなく、引きつったような顔になる人はほぼいないそうです。
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口唇口蓋裂の写真は「いつ撮られたか」をチェックして参考に
口唇口蓋裂について「傷はどのくらい残るのか」を先生に伺いました。
傷跡が残るかどうかは体質によるものが大きく、なんとも言えません。
更にお話を聞いたところ、昔はこのような「傷跡が大きく残る」というケースはあったそうです。
そのため2、30年前の治療記録・写真などを見て「こんなに傷が残ってしまうの」という心配をする必要はないとのことです。
口唇口蓋裂の治療後の写真は「いつ撮られたか」また「いつ治療が行われたか」の分かる写真を参考にすることが重要ですね。
口元はしっかり成長を見守ることが大事
少し話は逸れてしまいますが、先生から聞いた余談を書き留めておきます。
お医者さんによっては「口唇口蓋裂の治療」とし、見た目の修正を「患者の希望に可能な限り応じる」と言ったスタンスの方もいらっしゃるようです。
「美容整形」ではないのでしょうが「治療として見た目を良くしてもらえる」ということか、と説明を受けた時に思いました。
私は「そう言った情報を目にしたのですが……」と伺いました。
なるほど、、「美容整形を重ねた結果、思った方向から逸れていく」と言ったケースに近いのかもしれませんね。
人の顔は「鼻から下」よりも「目元から上」の方が成長が少ないそうです。
確かに「歯の生え変わり」で顔の輪郭も大きく変わりますよね
不安もありますが、しっかりと「成長による変化」を見守るのが大事なんですね。
まとめ
口唇口蓋裂の治療による傷跡は「体質によるものが大きい」ですが「傷跡が大きく残る」ということほぼないようで安心することができました。
ただしお医者さんによっては治療方針が「患者の希望に可能な限り応じる」と言った方もいるため、不安に駆られ「少しでも見た目をよくしたい」と治療を繰り返してしまうとあまり良い結果が得られないようです。
成長による変化をしっかりと見守り、おしゃさんと相談して治療を行なっていくのが大事だと感じました。
今回お話を伺った先生の本のリンクを貼っておきます。
私は先生にお話を聞いたのちに購入しましたが、口唇口蓋裂と聞いてすぐに購入しておけば「もう少し最初の頃の不安がなくなっていたな」と後悔しております。正しい知識を得ることができ、不要な不安をなくすことができるのでとてもオススメです。
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