以前紹介したホットサンドメーカーバウルー。
ただの食パンをごちそうに!SNSで人気のバウルーでホットサンド
TVの紹介などもあり、一時期は入手困難になっていました。
今回は「バウルー以外のホットサンドメーカー」を徹底的に調べあげてみました。各商品の特徴やメリット、デメリットを直火系・電気系の2回に分けて紹介していきます。
バウルーの徹底比較が見たい!という方はこちらの記事へどうぞ。
関連記事:バウルー徹底比較!シングルorダブル 結局どっちのが良いの!?
2種類のホットサンドメーカー
ホットサンドメーカーは、大きく分けると
・ガスコンロやIHクッキングヒーターを使って調理する「直火系」
・ホットプレートの様に電気で調理する「電気系」
この2つに分類されます。
本記事では「バウルー以外の、直火系ホットサンドメーカーの特徴」について書いていきます。
また次の記事- 電気系編 –では
・電気系ホットサンドメーカーの特徴
・コスパの良い電気系製品のそれぞれの特徴
について書いていきます。
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ホットサンドクッカートラメジーノ
キャンプ系アウトドア商品を扱う老舗メーカー「snow peak」の商品「ホットサンドクッカートラメジーノ」
サイズ:190×330×30mm
210×190×30mm(収納サイズ)
重さ850g
取っ手が曲がる!?
トラメジーノの最大の特徴は「取っ手が折りたためる」ことであり、その収納性です。
キッチンの収納などにしまう場合や、キャンプなどに持ち運ぶ際にとても重宝する機能であり、他メーカーにはない唯一無二の商品とも言えるでしょう。
衛生面も安心
また鉄板が外れるため、洗いやすいのも特徴です。
意外と無いんですよこれ。
片面が外れることにより、洗いやすいだけではなくフライパンの様に取り扱う事も可能です。
アウトドアでの強み
家庭でフライパン代わりに使用する場面は少ないかもしれませんが、アウトドアでは有用な機能です。
バーベキューなど、鉄板が無く「網しか無い」といったケースは決して珍しいことではありません。このような場面でもトラメジーノがあれば、フライパン代わりに使用することが出来ます。
使用できるパンのサイズ
出来上がりのイメージは、このようになります。
少し見辛いかもしれませんが、パンの端には耳がありません。トラメジーノで作ったホットサンドは、耳なしサンドイッチの端がプレスされているのが特徴です。
市販の食パンはカットが必要
使用するパンの厚さは6枚切り、8枚切り、問題なくホットサンドに出来るのですが、食パンの耳を切ることはほぼ必須となります。
トラメジーノのサイズ的に、耳がついたままの食パンでホットサンドを作るのは不可能なため「カリッカリに耳を焼き上げたホットサンド」を食べたい方は他の製品を選びましょう。
Coleman(コールマン) ホットサンドイッチクッカー 170-9435
サイズ:約13.5×40×3.8(h)cm
収納時/約10×20×2.5cm
重量:約550g
取っ手が外せる
コールマン ホットサンドイッチクッカー最大の特徴は、鉄板部分と本体部分が取り外せることです。
持ち運び時の収納はとても便利です。ただし取手部分の着脱はネジ式で、ワンタッチではありません。
出し入れの頻度が激しい場合は、少し手間に感じてしまうかもしれませんね。
主に自宅で使用する場合の収納性は、先ほどのトラメジーノに軍配が上がります。
ホットサンドの仕上がり
コールマンのホットサンドはの特徴は、バウルーのダブルタイプと同じく、鉄板に「仕切り」があること、そしてパンに刻印が付くのが大きな特徴です。
刻印、それはロマン
刻印が無くても味は変わらないんですが、なんとなくテンションが上がる人もいるのではないでしょうか?笑
特に小さい男の子なんかはこういうの喜びますよねー。
2・4等分がしやすい
鉄板の仕切り線ですが、これがあることで焼き上がったホットサンドの真ん中は、折り目のような斜め線がくっきりと入ります。
パンに仕切り線が入る事で、見た目をキレイに保ったまま2等分、4等分がしやすくなるのが特徴です。
使用できる食パンは?
使用できる食パンのサイズですが、6枚切りを使用するとかなりギュウギュウになり、作るのにコツがいるようです。
基本的には「8枚切りの耳あり」を使用することを想定された作りになっています。
その他の特徴
Colemanはキャンプ製品を取り扱っているメーカーだけあり、ホットサンドメーカーもアウトドアでの使用に向いている作りとなっています。
特に「長くて熱伝導率の低い木製の取っ手」は、バーベキューセットの様な管理された熱源だけではなく、たき火などの不安定な火での使用時も、安全に調理をすることが出来ます。
使用時の注意
ただしネジ式である金属部分のパーツが若干細く、取っ手に無理な力を入れると変形の心配があるのが難点です。
最大の特徴である、ネジ式取っ手が完璧ではなく、レビューに故障の報告が数点あるのが非常に残念ですね。
コールマンはオンラインでの修理受付をしているなど「アフターケア」にも力を入れているのですが、この点はしっかり改善してほしいですね。
コールマン 修理受付ページ
http://ec.coleman.co.jp/onlineshop/onlinerepair.html
ブラックホットサンドメーカー 20415
サイズ:幅14×高さ4×全長35.5cm
重量:480g
意外と変わる?ホットサンドの特徴
こちらもバウルーダブルタイプと同じく、真ん中に仕切りがある鉄板を使用したホットサンドメーカーです。
ですがホットサンドの仕上がり具合は、他メーカーと違いがあります。
ブラックホットサンドメーカーは鉄板のサイズが小さく、深みがあるのが特徴です。
そのためホットサンドの仕上がりは「カリッと」というよりは「ふわっと」した食感になります。
写真を見ても「ギュッと」感はあまりないですよね。
ブラックホットサンドメーカーのデメリット
鉄板のサイズが小さいため、使用する食パンによっては耳を切り落とさないと入らなかったり、8枚切りを使用すると端っこが全然くっつかない、といったことが起こる場合があります。
また仕切りがあるため、真ん中ヘの圧力は強いものの、端の圧迫力が得意ではない商品です。
具材があまり入らない
端のプレス力が弱く、具をたくさん入れるとはみ出してしまうため「具だくさんのホットサンドを作りたい」といった方は、他メーカー製の商品をおすすめします。
両面エンボス 鉄製トースターパン 34600
サイズ:幅約36.5×奥行15.5×高さ3.3cm
本体重量:約880g
こちらは正式にはホットサンドメーカーではなく「トースターパン」と謳った「ブラックホットサンドメーカー 20415」と同じメーカーの商品です。
IH対応のホットサンドメーカー
トースターパン34600の最大の特徴は、IHに対応していることです。そしてなんとガス火にも対応しているため、キッチンの種類を選ばないホットサンドメーカーでは珍しい商品となっています。
ブラックホットサンドメーカーと似た特徴が
鉄板部分はかなり大きく、耳付きの6枚切りでも全く問題ありません。ただし深さもあり、プレス力は非常に弱いです。
そのため出来上がりは、こちらもふわっと感のあるホットサンドになります。
耳をしっかりプレスしてかりっと!とはいかないものの、具がたくさん入るホットサンドを作ることが可能です。
洗いやすさは〇
トースターパン34600は、一つ目に紹介したトラメジーノ同様、二枚の鉄板を取り外すことが出来ます。
接合部分もしっかり洗えるため、衛生面が気になる方にはオススメの仕様ですね。
現時点でIH対応のホットサンドメーカーは非常に少ないです。
IH式のキッチンを使用しており、プレス感が気にならなければ即買いOKの商品です。
あつあつホットサンドメーカー SJ1681
サイズ:全長350mm ×全幅150mm ×高さ32mm
本体重量:約350g
ミミありでOK!!でも……
あつあつホットサンドメーカー SJ1681は、6枚切りでミミありでも問題なく使用できます。
ただしプレス力は弱く「ミミがカリカリのホットサンド」を作るのは難しいでしょう。
またパン同士が圧着しないために、食べる際に気をつけないと具が落ちてしまうという問題点があります。
ホットサンドというよりは……
SJ1681で作ったホットサンドは端が閉じていないため、どちらかというと「サンドイッチを焼き上げることが出来る道具」と割り切って買うのが良いでしょう。
焼き加減には注意
SJ1681はバウルーを始めとした他製品に比べ、鉄板がアルミ製となっています。
そのため非常に焦げやすくなっており、片面を焼き上げた際の余熱だけで、もう片面が焼きあがるほどの早さです。
手早く調理できるのはメリットとも言えるのですが、中の具材には火が通りにくいため「具材までアツアツ」のホットサンドを「あつあつホットサンドメーカー」だけで作るためには(製品名のせいでなんかややこしいですね)
「まず具材を温めてからパンに挟む」という工程を加えることが不可欠となります。
ただし安い!!!
この製品の最大の特徴は「安さ」です。
「ホットサンドメーカーに興味はあるものの、ちょっと値段が」
といった方は、まずあつあつホットサンドメーカー SJ1681を試してみるのもありかと思いますが、完成するのは他社製品で作ることが出来るホットサンドとは別物です。
やはり安い商品は安いなりの理由があるんですね。。
Amazonの評価は良すぎる??
値段の安さ故にコスパは非常に高いため、高評価が多いです。
ただし☆1、2を付けている人が一定数いることから考えても、商品自体の質がとても良いというわけではありません。
購入する際は、良かったら儲け物ぐらいの気持ちで購入することをお勧めします。
まとめ
最後に。
ホットサンドメーカーのレビューを読んでいると、このような意見をよく見かけました。
「さすが〇〇は日本製だけあって、バウルーに全く劣っていません!」
「バウルーと違ってこの商品は日本製です!」
待ってください
バウルー日本製だし!!!!!
おまけ バウルーの由来
あるブラジル人留学生が使っていたパン焼き器がありました。とても美味しいホットサンドを作れる機器です。それを忠実に再現した商品。
それがバウルーです。
商品名の由来が、ブラジルサンパウロ州のバウルー街であること(その留学生の出身地より)
会社名が「イタリア商事」という「あれ?イタリアの会社から輸入してるの?」的に勘違いされやすいややこしい社名を日本企業が付けている事。
この2点のせいで、輸入商品と間違っている方がいるようです。
バウルーは改良に改良を重ねて進化してきた、素晴らしき日本製品ですよー!
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